
5年前から母校・福岡大学建築学科で非常勤講師として、2年生後期の設計課題を担当しています。今日は課題の提出日、2ヶ月掛けて一緒にアレコレ考えてきたプランを成果物として提出して貰いました。担当グループの学生たちは病欠はあれど、他は皆 提出してくれたので先ずは一安心。2ヶ月間お疲れさまでした、こちらもしっかり採点を行ないますね。
非常勤講師をやっていて難しいのが、将来的に設計を志望していないのに設計をやらないといけない(必修科目なので)学生の対応。設計が苦手な学生であれば、やり甲斐や設計の楽しさを伝えることでまだ変わる可能性があるのだけれど、させられている感の強い学生はそもそもヤル気が無いことが多く、どんなにこちらが歩み寄っても響かない。誰にも得手不得手があるので全ての学生に設計に進んで欲しいとは思わないけど、対応に困ってるのが本音です。。。
逆に非常勤講師をやってて良かったと思うのは、学生が設計を好きになってくれたとき。「設計するのが楽しくなった」とか「構造志望だったけど設計に進みました」とか、学生からそういう声を聞くと素直に嬉しい。設計事務所の求人に人が集まらない現状もあるし、設計志望の学生を増やすのが裏テーマですな。また学生の中には面白い子もチラホラおり、その子たちとのエスキスはとてもエキサイティングな時間だし、良い刺激を頂くことも多々あります。非常勤講師、やってて良かった。
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