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茅葺き職人と出会ったよ

執筆者の写真: 相良 友也相良 友也

更新日:2023年12月18日

宮地嶽神社の古民家園の茅葺きが葺き直されており、その茅葺き職人(阿蘇茅葺工房/植田さん)さんが現在津屋崎にいらっしゃるという事で、津屋崎ブランチ・山口さんに誘って頂きお話を伺うことができました。


茅葺きと暮らしが密接に繋がっていたこと(昔は家の中に囲炉裏や竈門があり、そのススが茅や下地の竹等を保護していた)、茅の葺き替えにおいて茅だけじゃなく技術も循環していること、昨今の茅葺き職人さんは海外に進出していること、茅って言う植物は無く稲科の植物を屋根に載せて初めて茅と言うこと・・・初めて尽くしで思い掛け無いとても楽しい時間を過ごさせて頂きました。


茅葺き業界はとてもニッチだけど、阿蘇茅葺き工房さんは更にその上をいってます。な、な、なんと茅って売ってるんですって。全国に茅葺き職人さんは100〜200名程度いるらしいけど、茅から調達している方はほんの一握りとのこと。ほとんどの茅葺き職人さんは茅を買っているそう。阿蘇茅葺き工房さんは、茅刈り〜野焼き〜茅葺き〜傷んだ茅を堆肥にしたりと、サスティナブルな流れを作られており、言わば今の時代に即している。


屋根に茅を載せるにはコスト的にも、法的にも中々厳しいけれども、インテリア的に茅葺きを採用するのは面白そう。皆さんもぜひ茅葺きを取り入れてみてはいかが。

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