top of page
  • 執筆者の写真相良 友也

リノベのススメ|番外編

更新日:1月10日



いきなりですが番外編です。(写真は既存図面)

リノベ物件を購入する際に気を付けておきたいことが3つあります。


①先ずは大前提の建物が元気かどうか。

木造であれば、基礎、柱・梁等の躯体、屋根・外壁の漏水、白蟻被害等を中心に問題ないかを専門家に依頼をしてしっかりチェックしましょう。設計事務所でも可能ですし、WEB等で検索すると住宅診断を専門にしている会社もあるようです。


②次に検査済証を取得しているかどうか。

先に確認済証と検査済証の違いについて。

・確認済証:着工前に受ける建築確認申請にて、適法であるとお墨付きを貰った証明書

・検査済証:建物完成直後に現地審査を受け、適法であるとお墨付きを貰った証明書

どちらも昔から義務付けられていますが、ひと昔前までは確認済証は取るけど検査済証を取らないケースが非常に多かったようです。そのケースの場合、確認申請の図面と実際の建物が合致していない場合が多く見受けられます。ここ最近、相談を受けている物件では「検査済証が無い」ケースが多く、非常に難しさを感じています。リノベにおいて、建築確認申請が必要な変更を加える場合は「検査済証」がないとスムーズに事を進めることができません。検査済証がない場合はリノベを行う前に、現状の建物に対して「検査済証相当の書面」を手にいれる必要があるのですが、時間的にもコスト的にも大きなハードルとして立ち塞がります。これに関しては長くなるので割愛しますが、気になる方はこちら

※建築確認を伴わないリノベであれば問題ありません。

※確認済証も検査済証も再発行は出来ません。

※書面が残っていない場合、所管機関にて証書が下りたかどうかの確認は可能。


③最後に既存図面が残っているかどうか。

確認済証が残っている場合、建築確認申請時の図面は一緒に残っていることが多いですが、図面が残っていない場合は図面の復元が必要となり、これまた一手間掛かってしまいます。図面の復元は、現地をメジャーで計測して、そこから図面を起こしていきます。


新築に比べて面倒臭いなーと思う方もいるかもしれませんが、新築は新築で異なる面倒臭さがあります。と言うか、家づくりって結構手間が掛かるのが本音です。笑


リノベ購入時の確認ポイントは3つ、購入前に要確認です!

 ①建物が元気かどうか

 ②検査済証を取得しているかどうか

 ③既存図面の有無

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page