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執筆者の写真相良 友也

リノベのススメ②|住み心地について


この建物で「前回記事の気をつけるべきこと3つ」に関しては以下の通りです。

①建物が元気かどうか

→躯体ではない部分に表面上のクラックは見受けられたが、基本的に問題なし。

②確認済証も検査済証の有無

→書面はどちらも残っておらず。

 県土整備事務所にて確認すると、確認済証は⚪︎、検査済証は×。

 本計画は医院から住宅への用途変更となり、建築確認は不要と判断。

③既存図面の有無

→設計図書(意匠図、構造図、設備図)が残っており、とても助かりました。


このリノベ計画は(少ない予算と言うこともあり)とてもシンプルです。

『既存の良さを活かしつつ、立地に合ったプランを行い、日常が楽しめる家』

を目指すこと。リノベの詳細をお伝えする前に、実際の住み心地を先にお伝えします。


不満は「冬の寒さ」と「庭が無い」こと。無断熱コンクリート造かつ古いアルミサッシ(隙間アリ、単板ガラス)は想像通りに寒く、冬場は冷蔵庫の中と同じくらい寒いです。笑 でも広間に関しては薪ストーブを設置しているので問題無いし、むしろ薪ストーブに火を入れたいので冬が待ち遠しいくらい。(夏場は思った以上に暑くなく、1階は冷んやりしていて過ごしやすいんです。) 前面道路側には4台程度の駐車スペースがありコンクリートで舗装されていて、我が家には全く土部分がありません。(=草取りしなくてOK!笑) 今後、駐車スペース舗装の一部を解体して小さな庭を作りたいなと考えています。


他に不満は無くて、(家ではなく立地による所が大きいけど)海近の生活が本当に素晴らしい。家の中の一番のお気に入りは大きなルーバルに面した広間。天気が良い日は空が高くて海もキラキラ輝いて、気持ちがスカッと前向きになるほど。天気が良くなくても、刻々と表情を変える空と海を家の中から眺めるのはとても楽しいものですし、逆に自然の強大さを感じることも多々あります。 ルーバルに面した大きな窓と道路側の窓を開け放てば、広間はほぼ外と同義です。自然との距離がグッと近くなり、ここに住んでからはキャンプに行きたい衝動が減ったと思います。


まだまだやりたいことは沢山ありますが、それはまた別の機会に。家は住みながら一緒に成長するもの、住みながら手を加えていくのも楽しいですね。



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